喪服とスーツの違いは?
「葬式は黒のスーツを着れば問題ないだろう」
と思う人も少なくないと思います。
ひとまず色が黒ければごまかすこともできそうですよね。
そもそも、喪服と黒のスーツにはどんな違いがあるのでしょうか?
通夜・葬式で着る礼服が喪服になりますが、喪服は色が黒々としています。漆黒の闇が広がっている感じです。
一方で普通のスーツは、黒といってもグレーが混じった黒です。色が薄い感じで光沢があります。
デザインも、喪服はゆったりとしていてゆとりがありますが、普通のスーツはスッキリとしたデザインです(ただ例外もあるので、一概にはいえませんが)。
ちょっと詳しい人が見ればあからさまにわかってしまうので、お葬式に着ていく服は、喪服を着用する必要があるんですね。
なお、お通夜に関しては喪服でなくても大丈夫です。告別式は喪服を着用するのがマナーです。
黒のスーツでも絶対にダメというわけではないのですが、周りから白い目で見られてしまう覚悟はしていきましょう。
一方で、携帯やスマホが当たり前となった近年では、お通夜でも喪服で駆けつけるのが当たり前という意見もあります。難しいところですね。
仕事先から急いで駆けつけなければならないこともあると思いますので、そういった場合はやむを得ないと思います。